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ミステリー・サスペンス・ハードボイルド9
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ミステリー・サスペンス・ハードボイルド9
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ミステリー・サスペンス・ハードボイルド9
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火のみち 下 (3) (講談社文庫 の 9-6)


乃南アサ
¥ 730 通常24時間以内に発送

火のみち 下 (3) (講...
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火のみち 上 (1) (講談社文庫 の 9-5)


乃南アサ
¥ 750 通常24時間以内に発送

火のみち 上 (1) (講...
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七回死んだ男 (講談社文庫)


西澤保彦
¥ 620 通常24時間以内に発送
★★★★★

七回死んだ男 (講談社文庫)
七回死んだ男―目次 ・とりあえず事件のさわりだけでも―9 ・主人公は設定を説明する ・登場人物たちが一堂に会す ・不穏な空気はさらに高まる ・そして事件は起きる ・やぱり事件は起きる ・しつこく事件は起きる ・まだまだ事件は起きる ・それでも事件は起きる ・嫌でも事件は起きる ・事件は最後にあがく ・そして誰も死ななかったりする ・事件は逆襲する ・螺旋を抜ける時 ・時の螺旋は終わらない―337 愉快だねぇ。。本作の主人公・大庭久太郎は“反復落とし穴”にはまると、 同じ時間が九回繰り返す特異体質の持ち主。 そのため、一回目から八回目までの時間はいわばリハーサルとなり、 最終決定となる九回目に向け、より良い「改変」を目指し試行錯誤する場となるのです。 久太郎の身内が一堂に会する正月。 彼の祖父の変死体が発見されます。 ちょうどその時間に“反復落とし穴”にはまった 久太郎は、なんとか祖父を救おうと奮闘することに。 しかし、犯人と思しき容疑者を祖父から引き離し、犯行を未然に防ごうとしても、 その度ごとに新しい犯人が現れ、祖父は殺され続けていき……。 本...

犯意―その罪の読み取り方


乃南アサ
¥ 1,575 通常24時間以内に発送
★★★★

犯意―その罪の読み取り方
この本は「裁判員制度に備えてのハウツー本」だと割り切って読むことをオススメします。 乃南アサさんの作品が好きで手に取った場合は、 物足りなさは否めないです。 12の短編は週刊誌によくある、事件の再現小説みたい。 というよりも、実際に見聞きした記憶のある事件ばかりでした。 そしてその後の解説は正直言って回りくどかったです。 一つの作品が終わって毎回解説がつくわけですから、 すぐに登場人物一人一人を挙げての説明だと良かったのですが、 まずは一般論だったり、実際にあった事件の話が先で、 最後に今回の事件の説明なのです。 この順番ははっきり言って間違いだったと思います。 せっかくお話で盛り上がった気持ちが冷めてしまいましたから。 中身としては若い女の子を誘拐する話と、子供を虐待する話は、 つらくて読むのが嫌でした。 わたしこの事件の裁判員に選ばれたら、 どうしても聞かなくてはならないお話ですから、 そう言う意味では、心の準備にはなったかと思います。

しゃぼん玉 (新潮文庫 の 9-36)


乃南アサ
¥ 540 通常24時間以内に発送
★★★★★

しゃぼん玉 (新潮文庫 の...
評価を下げて申し訳ないのですが、私には合わなかったようです。 なんというか、全体的に退屈でした。主人公の男の子(ちょい悪)が小さいな村で老婆と会い、段々心を動かされていく、というストーりーですが、内容のほとんどが彼と老婆の触れ合いで、正直退屈でした。 乃波あさの作品は今まで何冊か読ませて頂き、とても面白かったので、評価の高いこの作品に期待していたのですが、残念です。 恐らく私みたいなミステリー/ホラー好きには、こういう心が温まるような話は向いていないのでしょう。「ふわふわと漂っていて、いつかパチンと弾けてしまうしゃぼん玉」のような生きかたをしている若者がここは四国だと思いこんだ宮崎県椎葉村に迷い込んで、そこでしっかり根を張った人々と接したとき、彼は変わっていった。彼を変えたのは何であったのか。「平家を追っかけて源氏がやって来て、戦にもならず、仲良く暮らしたのはここ(椎葉)だけじゃ」という言葉(p.121)にそのヒントが隠れています。すなわちこの本の主役は椎葉という土地とそこに住む人々です。圧倒的な自然が持つ包容力とそれが与える恵みを糧に生きていると人間本来の生き方に戻っていくと...

十津川警部裏切りの街東京 (TOKUMA NOVELS)


西村京太郎
¥ 900 通常24時間以内に発送

十津川警部裏切りの街東京 ...
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きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)


西尾維新
¥ 924 通常24時間以内に発送
★★★★

きみとぼくの壊れた世界 (...
『世界シリーズ』の1作目,03年11月刊行の作品です. 『本格ミステリ』と銘打たれ,確かに事件は起きるのですが, それらは,あくまでも物語のためのきっかけに過ぎない印象で, 語られる謎解きやトリックにしても,目だつほどではありません. 実際のところ,事件の解決より,日常の物語に重きが置かれており, 歪んだ愛情や,理解しづらい人間関係,達観したかのようセリフなど, 特に最後は,ハッピエンドっぽくはあるものの,複雑な思いが残ります. また,異常なまでの言葉の繰り返し,アクの強い長いセリフと, 最近の作品では少し抑え気味な,著者の『得意技』が何度もあり, ミステリ小説とは,といったことを登場人物に語らせるところでは, 著者の考えが強く出ているようで,異色の1冊という印象を受けます. ほかでは,イラストの挿入が変わっていて,章の冒頭にまとめて, マンガのように,コマ割りされて描かれているのが印象に残ります. 大きなネタばれではありませんが,これから読む場面ばかりですので, そのあたり,気になるのであれば,意識しておいたほうがよさそうです. 07年10月に刊行されたハードカバー(講談...

近鉄特急 伊勢志摩ライナーの罠 (ノン・ノベル 851)


西村京太郎
¥ 860 通常24時間以内に発送

近鉄特急 伊勢志摩ライナー...
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ガダラの豚〈2〉 (集英社文庫)


中島らも
¥ 590 通常24時間以内に発送
★★★★★

ガダラの豚〈2〉 (集英社...
文句なしに面白い、3巻組の長編ミステリー。 参考文献はたっぷり42冊。 そのエッセンスを 著者が紡ぐことで、ここまで面白い作品となった。 第1巻 日本。マジックと超能力、そして宗教。 第2巻 ケニア。広大な大地と呪術、真の敵現る。 第3巻 日本。繰り広げられる果てしない戦い。 舞台を日本からケニヤに移し、物語は進んでいく。 前巻に引き続き、その見事なまでのリアルな描写が、 読者も共にアフリカの大地を踏みしめているかの ような錯覚を覚えさせる。 一見のどかなアフリカの大地からは想像も出来ない、 人々を結びつける呪術という明るい光と漆黒の闇、 その担い手たる呪術師達との出会い、そして現れる バナナのキジーツと、彼等に対峙する強大な力。 ぎっしりと中身の詰まった、テンポの速い巻だ。 第2巻の本著を要約するなら『アフリカ危機一髪』。新興宗教の一番厄介な洗脳からは逃れられたものの、アフリカの呪術者バキリという巨大な敵を前にして、一家は敵の本拠地であるアフリカはケニアに飛び込みます。このケニヤという土地の異質で魅力的なことときたら! 熱烈に行きたくてたまらない、化と言って素敵に描写されて...

ガダラの豚〈3〉 (集英社文庫)


中島らも
¥ 530 通常24時間以内に発送
★★★★

ガダラの豚〈3〉 (集英社...
文句なしに面白い、3巻組の長編ミステリー。 参考文献はたっぷり42冊。 そのエッセンスを 著者が紡ぐことで、ここまで面白い作品となった。 第1巻 日本。マジックと超能力、そして宗教。 第2巻 ケニア。広大な大地と呪術、真の敵現る。 第3巻 日本。繰り広げられる果てしない戦い。 ちょっと収拾がつかなくなってきた感じもするが、 本当に最後の最後まで読者に結末を想像させない。 これまでの2巻は、膨大な参考文献に支えられた、 微に入り細に入った描写が生み出すリアルさで、 読者を没頭させてきたが、ちょっと趣向が変わり かなり血生臭い描写が多くなってくる。 この描写が苦手な人は居るだろう、でもこの巻まで 来たら誰も本書を置いて逃げることはできないな。 読者を圧倒する膨大な知識を骨として、その時々の 話題と風刺を散りばめながら紡がれたのが本作。 間違いなく楽しめる作品であることは折り紙付き! 3巻である本書を要約するなら『フ○テレビ危機一髪』 舞台は日本にとって返し、バキリの呪術の恐ろしさが炸裂……って……え……? ええええええ? そうなの? そうだったの? と主人公がいきなり突然以下ネタ...

ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫)


中島らも
¥ 510 通常24時間以内に発送
★★★★★

ガダラの豚〈1〉 (集英社...
文句なしに面白い、3巻組の長編ミステリー。 参考文献はたっぷり42冊。 そのエッセンスを 著者が紡ぐことで、ここまで面白い作品となった。 第1巻 日本。マジックと超能力、そして宗教。 第2巻 ケニア。広大な大地と呪術、真の敵現る。 第3巻 日本。繰り広げられる果てしない戦い。 この巻は日本を舞台にして、マジックと超能力の せめぎ合いを、新興宗教やTV業界を小道具にし、 ノンフィクションのドキュメンタリーのように 次々に舞台裏が白日の下にさらされていく。 そして、登場人物の一人一人が実在するかの如く、 そう、心の揺れ動く様までを見事に描き出した。 今、まさに動き出さんばかりの、生き生きとした、 リアルでだだっ広い世界がこの本に詰まっている。 アルコール中毒、奇術、呪術、ドラッグ、テレビ業界、スプラッターホラー、中島らもの著作を読んだ人であれば、どれも中島らもが関心を持っていた分野を融合させたエンターティメント作品であることがわかると思います。 特に、新興宗教の怪しさを書くことは、当時のタイミングとしては なかなかできないことだったと思う。 直木賞候補にもなった作品なんですが、残...

虚無への供物〈上〉 (講談社文庫)


中井英夫
¥ 730 通常24時間以内に発送
★★★★

虚無への供物〈上〉 (講談...
あまり面白くないです。 一番面白いのは、数人の自称探偵が推理比べをするあたりまで。 「人の心」というブラックボックスを使って、あまり納得いかないストーリーを展開した作品だと思いました。 重要に思えたモチーフがあまり生かされず、「人の心」の方へ逃げてしまう。 ミステリのお約束を外した意味で「反推理小説」だとしたら、面白さを求めるのは筋違いなのかもしれません。 純文学にとってのボルヘスのようなものか。 ミステリを五百冊も読んで、あらゆるパターンが頭に入ったマニア向けかも。 「読者自身が犯人」という煽りほどの感動はないと思います。恥ずかしながらこの作品の存在を最近まで知らず、 なにぃいいい、「黒死荘」、「ドグマグ」と並ぶ三大奇書・・・・?! とばかりに慌てて読み出しましたが・・・ストーリーとキャラ設定は面白くって満足しましたがトリックはこんなもんかぁ、という感じでしたね。アンチ・ミステリだそうなので、そもそもトリック云々を議論する方が間違っているのでしょうか?? だとすると他の2作程の規格外的な凄みは感じなかったなぁ。しかし、これだけ評判とっているのだから、私が汲み取りきれていないの...

虚無への供物〈下〉 (講談社文庫)


中井英夫
¥ 730 通常24時間以内に発送
★★★★

虚無への供物〈下〉 (講談...
「アンチ・ミステリ」だからには、ミステリとして読んではいけないのかもしれません。 ただ終わってみると、結局花咲かないの? アイヌなんだったの? 「その人たちへ」って誰なの? 不動って意味あったの?と疑問ばかりが渦巻きます。 だから「虚無への供物」なんだよとしたり顔で言われても、ミステリなんだから楽しませてくださいよと、最初の疑問に戻ってしまう。 エンターテインされようとすると時間の無駄を食らう。 エバンゲリオンみたいな謎ときを楽しめる人、 アラン・ロブ・グリエとかジャン・ジュネを楽しく読める人向け。 1954年、洞爺丸沈没事故で両親を失った蒼司・紅司とその従弟の藍司。悲しみにくれる間もなくその年の暮れに、さらに紅司が自宅で入浴中に死体となって発見される。風呂場は完全な密室で誰かが侵入した形跡はないが、果たして彼の死は本当に自然死なのか。 蒼司の友人である俊夫、その許婚の久生、そして友人の亜利夫ら素人探偵は、この密室事件を殺人と断定して真相を推理していく。しかし犯人にたどり着く前に第二、第三の事件が発生していく…。 上下巻で800頁超もある大作ですが、文章は平易でぐいぐいと引っ...

慟哭 (創元推理文庫)


貫井徳郎
¥ 780 通常24時間以内に発送
★★★★

慟哭 (創元推理文庫)
知り合いから薦められた一冊でした。 あっと驚く結末があると聞いていたのですが 構えて読んでしまったからでしょうか? 中盤のあたりから、うすうす仕掛けに気づいてしまいました。 終盤になると、自分の考えが間違いないと確信して ラストはやっぱりな…という感じで。 もう一ひねりの仕掛けが欲しかったです。 文章はとても読みやすく最後までノンストップで読めました。平行するようみえる二つの物語が実は時間軸が異なっているとは最初の章あたりから分かってしまう。 このような手法は古くから映画などでも使われてきているからだ。(最近ではソウ4とか) 仕掛けが分かってしまうので、読み始めから犯人の予想がついてしまい後は、それを確認するための読書となって辛い。 ビックリネタではなく、もっとストレートな文章で読ませて欲しいと思った。幼児誘拐事件を追うエリート警察官。私生活では多忙の為に家庭を顧みず殺伐とした夫婦関係を営む虚しさ。一方では新興宗教に救いを求める精神破綻者。過去に深い傷を負い現実には決してあり得ない妄想が彼を異常な行動に突き動かす。2つのストーリーが意外な結末で結び付く。 慟哭というインパクトのある...

零崎軋識の人間ノック (講談社ノベルス)


西尾維新 take
¥ 1,260 通常24時間以内に発送
★★★★

零崎軋識の人間ノック (講...
この1冊は、なんだかちょっと読みづらいです。なんでかな? 戯言や前冊の人間試験とはちょっと違った構成になっているからかな。 軋織が他の2人(双織、人織)に比べてなんとなく普通っぽい感じなので、ちょっと地味目な印象を受けるからかも。特に請負人伝説の時は零崎シリーズと言っていいの?という感じですしね。 大きく3つの話で構成され、1と2はクビツリハイスクールの登場人物、萩原子荻、西条玉藻、姫ちゃんの師匠・市井遊馬が登場します。クビツリではかなりあっさりと退場してしまった子荻、玉藻ですが、本冊ではたっぷりと活躍してくれます。結構いい感じでした。 しかも、前冊では微妙な感じだった双織の変態度が格段に跳ね上がってるのがまた(笑) 個人的には玉藻がかなりいい感じでした。 零崎軋織の別の一面というのも語られるし、クビツリの面々が登場するのとも相まって、結構戯言で曖昧になっていた分部が補完されますので、戯言読んだ人はぜひ読んでおくといいのではないでしょうか。 やっぱり西尾さんの書く本は奥が詰まってて面白いです。前作の「人間試験」も最高でした。 今まで読んできた本の中で一番面白いです。何度読んでも飽...

零崎双識の人間試験 (講談社ノベルス)


take
¥ 1,365 通常24時間以内に発送
★★★★★

零崎双識の人間試験 (講談...
人生の教科書ですよ、これ。 無人島に何持ってくって 聞かれたら、これだけは譲れないわ。 正直期待外れ。 強烈なキャラクターで書いていく西尾さんの作品とは思えない。三人称ということもあるが、あまりにも彼女――零崎舞織の描写が不完全ではないか。結局殺人鬼への変異という今作のもっとも伝えたいであろう部分が希薄だ。どう読んでも、あるいは何度読んでも、その過程を追えない。というより、薄口過ぎて伝わらない。私はこう勘繰ってしまうのだ。著者自身でさえ、その過程を精緻に組み上げていないのではないか、と。殺人鬼がいかなるものかを定義していないのではないか、と。なるほど分からないものは書けない。書けても読者に伝わるまい。 更に付け加えるなら展開はご都合主義としか言いようがない。零崎人識が何故登場できたのか。それを良く考えてみたい。気配で探し当てたとでも? 丁度良く長兄の危機に? 突っ込み所はまだまだあるが、しかし戯言シリーズへの愛着から星二つに。はじめに言いますが、戯言にかろうじてあった ミステリ要素は全く期待してはいけません。 しかしそれを抜かして、面白いです。 これを見ていない戯言フ...

クビシメロマンチスト―人間失格・零崎人識 (講談社ノベルス)


西尾維新 take
¥ 1,029 通常24時間以内に発送
★★★★★

クビシメロマンチスト―人間...
戯れ言シリーズ、2作目は京都を舞台にした連続殺人事件。自分の写し身のような殺人鬼、零崎人識との邂逅。大学で知り合ったクラスメートたちの次々の死。人間関係という不安定なバランスに不安定要素が入り込んだとき、崩壊を始める日常。語り部「いーくん」の無感情な、他人事のような、それでいて容赦のない振る舞いが、事件を解決にみちびくのですが・・・。人間関係とはなにか?生きてゆく意味とは?連続殺人事件の中に、現在の人間関係、友人というものをシニカルに表現した傑作と思います.独特の西尾維新節に中毒になりそうな予感です. 西尾維新の戯言遣いシリーズの第二弾。先日文庫化スタートの第一弾、デビュー作として紹介した「クビキリサイクル」の続編。前回は見事なトリックで本格ミステリとしての力量も見せてくれて、読んでいなかったのが残念だということを書きましたが、この続編もかなりいい出来でした。文庫とノベルズの価格差もあまりなく、これならノベルズで追っかけても悪くないかなと思わせるレベルでした。 また、今回は前作でもう一人の主役として圧倒的な能力をみせつけていた「蒼色サヴァン」の玖渚友がほとんど出てこないという意外な...

十津川警部「故郷」 (祥伝社文庫 に 1-25)


西村京太郎
¥ 580 通常24時間以内に発送
★★★★★

十津川警部「故郷」 (祥伝...
ここで「故郷」として登場する街は、福井県の小浜。海の見える奈良として寺が多く、海の幸も豊富な街である。 本書では、十津川警部の小浜出身の部下が事件に巻き込まれることから始まる。事件を解く鍵は、故郷小浜にあるとみた十津川警部は、何回も小浜を訪れる。そのたびに街の様子などが描写される。 小浜にゆかりのある人もない人も、最後まで楽しめるストーリー展開であった。

冷たい誘惑 (文春文庫)


乃南アサ
¥ 500 通常24時間以内に発送
★★★★★

冷たい誘惑 (文春文庫)
連作短編集となっているように、最初の3作、後半の2作は、それぞれ時間を前後しながら話がつながっています。 すべての話をつないでいるのが、小さな20口径のコルトオートマチック。 手にした誰もが、その魔力にとりつかれたかのように、警察にも届けず、隠し持ってしまいます。 拳銃を手に入れた主婦、主婦に拳銃を渡した家出少女、少女の彼氏から拳銃を買ったサラリーマンというように、時間をさかのぼって、拳銃に関わった人々が描かれ、次第に謎が解かれていくといった形式です。 それぞれの短編が非常に完成度が高く、一作を読んだだけでも十分に楽しめるものですが、5つの短編を全部読むと、思わず、うまいな、とつぶやきたくなる構成の妙です。 おすすめです。物語は5つの作品の連作短編集で、いずれも中心には小さな拳銃が物語を作ています。最初に収録されている「母の秘密」では、32歳の主婦・織江は同窓会で飲みすぎて、新宿歌舞伎町で寝ているところを家出中の少女に起こされ、気付いた時には拳銃を渡される。警察に届けようかとも考えるが、取り合えず自分の手元に置き、日常の中を狂気を描いています。続く「野良猫」では、その拳銃を手渡した家...

第一級殺人弁護 (講談社文庫)


中嶋博行
¥ 560 通常24間以内に発送
★★★★★

第一級殺人弁護 (講談社文...
同年代(30代前半)で事務所を構える主人公・京森英二弁護士に魅入られたとでも言いましょうか。面白いっす。かなり。短編集で「うわすげーおもしろい」と思ったのってかなり珍しいかも。 時勢柄、法律絡みの話ってすごく興味があるんだけど、同じく興味のある「社会性のある話」が加わって、素材は満足。仕上げ方も、京森氏が変に正義ぶったりデキル弁護士だったりしない分、身近に感じてグー。どのお話も推理モノというよりもサスペンスモノという作りで、読者が京森氏よりも先に事実を知らされている事が多いんだけど、それを逆手に取るような展開が多い。なので、「あぁそうじゃないよ京森君」とか「そっち行っちゃ危ないよ」など、感情移入してしまうのですよ。 5編の中で一番良かったのが、「鑑定証拠」。畳みかける尋問シーンが、素晴らしかったです。 弁護士モノ・法廷モノというと海外モノが多いというイメージがあるけど、司法が身近にないから題材にしづらいという面もあったと思う。でも、ロースクールや陪審員制度の導入と言った司法制度改革が進む昨今、自信を持って人様に薦められる弁護士モノの作品だと思うです。冴えない弁護士・京森英二が当...